- 自然派
タイ ロッソ [2019] ダニエーレ・ポルティナーリ <赤> <ワイン/イタリア>
ワイン名 | Tai Rosso / Daniele Portinari |
ワイン種別 | 赤 |
ブドウ品種 | タイ ロッソ(グルナッシュ) |
生産者 | ダニエーレ ポルティナーリ (Daniele Portinari) |
産地 | イタリア/ヴェネト |
原産地呼称 | Veneto IGP |
その他・備考 |
古くからこの地域で「トカイ ロッソ」という名前で親しまれてきたタイ ロッソだが、1950年代から続いたハンガリーとの「トカイ名称論争」に終止符が打たれ、2008年ヴィンテージ以降のラベルにはタイ ロッソと記載することが義務付けられていた。そして「トカイ フリウラーノ」はフリウリで栽培されたものを「フリウラーノ」、ヴェネトで栽培されたものを「タイ ビアンコ」と呼ぶことに。
スペイン原産のこのブドウ品種はスペインではガルナッチャ、フランスではグルナッシュと呼ばれ、イタリアでもサルデーニャ州ではカンノナウ、トスカーナとラツィオ、ウンブリアの各州ではアリカンテ、マルケ州ではヴェルナッチャ ディ セッラペトローナと様々な呼び名で栽培されている。コッリ ベーリチで収穫されたタイ ロッソは除梗され、2~3週間のマセレーション、野生酵母によるアルコール醗酵を行う。圧搾後ステンレスタンクにて数週間醗酵の続きを行い、澱を沈めたのち、使い古しの樽に移し替え熟成。ノンフィルターで瓶詰め。2009年がファーストヴィンテージ。
■ダニエーレ・ポリティナーリ
1970年代、ダニエーレの父親はヴェネト州ヴィチェンツァから南に30kmのアロンテにあるコッリ ベーリチの標高200m、石灰岩を含む粘土質土壌の4ヘクタールの畑にブドウを植え始め、近くのワイナリーにブドウを売って生計を立てていました。ダニエーレも父親の畑を手伝っていましたが、1990年代後半に隣の生産地域ガンベッラーラに住むラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレと知り合ったことで人生が大きく動き始めます。
ソアーヴェという巨大なワイン銘柄を支えるゾーンから外れたこの地域ではブドウを売却しても二束三文、有機栽培をしてもブドウの価値は重さでしか量られません。ブドウ栽培農家として限界を感じていた彼にとって、自分と同じように無名の土地から世界中にナチュラルなワインを発信するアンジョリーノは特別な存在に感じたことでしょう。
そんなアンジョリーノの勧めもあって、ダニエーレは子供たちの未来も考え覚悟を決めました。2004年から化学肥料や農薬に頼らない農業へと本格的に転換を図ります。その後、無名ではあるものの、特に赤ワインに関して偉大なポテンシャルを持つコッリ ベーリチという地域にもっと光を当てたいと考えていたアンジョリーノと、ブドウを売っているだけでは、どんなに質の良いものを作っていても意味がないと感じ始めていたダニエーレは、アンジョリーノの強い後押しで、2007年にアンジョリーノから使い古しのバリックを1つ借りてメルローを仕込み、出来映えに確信を得た2008年から生産量を増やし始めます。
2012年以降は、他のワイナリーにブドウを販売することをやめ、全量を自家醸造、自家瓶詰めすることに。アンジョリーノの元に集うもう1人のダニエーレ ピッチニンもそうですが、彼らの郷土に対する思い入れや愛情はただならぬものがあり、その気持ちが、その土地の伝統やルーツなどを守りたい、継承したいと思う気持ちとなり、それがブドウに乗り移り、さらにそれがワインへと昇華しているよう。ポルティナーリのワインからも、彼自身の魂をぜひ感じて頂きたいです。
(インポーター資料より)
商品管理番号 | W-IT15131696 |
---|---|
品種 | タイ ロッソ |
輸入元 | ヴィナイオータ |
おすすめ!
-
【SALE】ブルゴーニュ コート・ドール ピノ・ノワール [2022] ロベール・シリュグ <赤> <ワイン/ブルゴーニュ>
-
【SALE】ムーゾン・ルルー・エ・フィス ランジェリック(シャルドネ) [2017] <白> <ワイン/シャンパン>
-
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・カズティエ [2023] アンリ・マニャン <赤> <ワイン/ブルゴーニュ>
-
【SALE】セッコ パールヴァイン NV <白> ヴァイングート・ヴァインライヒ <ワイン/ドイツ/スパークリング>
-
【SALE】VDF ル・コルディエール・デ・ザンド(グルナッシュ、カリニャン、シラー)[2021] ドメーヌ・フォン・シプレ <赤> <ワイン/ラングドック・ルーション>
-
セ・ビアン・コム・サ・ルージュ [2024] マス・ド・ジャニーニ <赤> <ワイン/ラングドック・ルーション>