ボデガス・ペドロ・エスクデーロ
「Bodegas Pedro Escudero ボデガス・ペドロ・エクスデーロ」
スペイン ルエダ
スペインで白ワインの名産地というとまず挙げられるのが、ペドロ・エスクデーロの所在する“ルエダ”です。 "ルエダ"の伝統品種である“ヴェルデホ”は、爽やかで香りがとてもよいことから世界的に人気上昇中です。 ところが、ペドロ・エスクデーロのディエゴによると、ルエダの殆どの栽培家は定期的な薬剤・農薬の散布をしているそうです。 また、隣の赤ワイン名産地リベラ・デル・ドゥエロの生産者は白ぶどうを持っていないので、ルエダで造られたワインに 自社ブランドを付けて白ワインとして販売しているそうです。 工業的・大量生産型ワインがはびこっている中で、ペドロ・エスクデーロはどうして高品質なワインを造れるのでしょうか? ディエゴから話を聞き出すと、3つの秘訣が浮かび上がってきました。
最良のテロワールに位置するぶどう畑
まず第一は、ペドロ・エスクデーロのぶどう畑はルエダで最良のテロワールに位置している点です。 ルエダの栽培地域は一塊になっているのですが、実は2つのタイプの土壌に分けられております。 1つは砂質土壌です。もう一方は石がゴロゴロした土壌です。 エスクデーロの畑は、その中でも最も優れたテロワールと云われるラ・セカ村に位置する石に一面覆われた限られた場所に位置します。
ビオによる自然な栽培に徹すること
エスクデーロではビオによる自然な栽培に徹しております。 除草剤などの化学物質を使用しないばかりか、栽培に必要な肥料はすべて有機のものを用いています。 それも有機堆肥を3年かけてゆっくりと発酵させ、畑に施しております。 また、収穫時の選別も厳しく行っております。 ルエダでは収穫前に傷んだぶどうや未熟なぶどうを取り除く作業を行う栽培家はほとんどいないそうですが、 エスクデーロでは収穫前にそれら不適当なぶどうを徹底して取り除きます。
スペインワインの産業構造は分業
ペドロ・エスクデーロは、エスクデーロ家5人家族で殆どすべてを運営しているワイナリーです。 創設者であり父のペドロと妻のパウラ、そして3人の子供であるパウロ、ディエゴ、マリアの5人がそれぞれの仕事を受け持ちながらも協力し、 栽培から醸造、そして世界中の販売に至るまで一貫して事に当っております。 まず、よいワインを造るにはどうすればよいのかを栽培から醸造までのすべての過程に渡って仔細に検討研究します。 また、国内はもとより世界中の流通事情はどうなっているのか、各国の販売者や消費の状況まで自分の目で確認したうえで、 ワインの生産から販売まで最良の方法を構築します。
彼らのワインは熟したメロンやパイナップル、バレンシアオレンジなど豊かな果実味、ハーブなど清涼感ある風味、そしてとってもピュアな味わい! 誰が飲んでも好きになってしまう美味しさです。
最良のテロワールを生かし切り、その特徴をどうすれば最大限伝えることが出来るか、エスクデーロでは常に追求を続けております。 また、情熱的なディエゴが、今日も世界中を訪ね歩き、エスクデーロ・ワインの美味しさを伝え続けております。 まだ彼らのワインを味わったことがない方がいらっしゃったなら、是非とも一度お試しください。 必ずやエスクデーロの魅力に心を奪われることでしょう。
*インポーター資料より
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