レ・カプリアード
「レ・カプリアード」
フランス ロワール

生産者:Pascal POTAIRE & Moses GADOUCHE
国・地域・村: フランス/ロワール/トゥーレーヌ/モントリシャール
農法:ビオロジック・ノンフィルター SO2無添加
フランス・ロワールで2005年にドメーヌを立ち上げた「レ・カプリアード」
オーナーのパスカル・ポテールは95年にジャニエール、98年にヴヴレーで働いた後、
02年ドメーヌ・ボワ・ルカの醸造栽培責任者を務めた経歴を持ちます。
2011年9月よりモーズ・ガドゥッシュと共同に、ドメーヌとネゴシアンも兼ね備えた 新生レ・カプリアードを立ち上げ、現在に至ります。
現在、パスカル・ポテールは 2.5 ha の畑を 1 人、そして 5.6 ha 分のワインの醸造をモーズ・ガドゥッシ ュと 2 人で管理。彼らの所有するブドウ品種は、シャルドネ、シュナン、ムニュピノ、ガメイ、コ ーの 5 種類がドメーヌ、ネゴシアンを合わせるとソービニヨンブラン、カベルネフランと合計 7 つの品種でワインをつくっています。

カプリアードの洞窟カーヴはボトルがきれいに高々と積み重ねられています。
スティルワインに比べ作業工程が多く、瓶熟成、動瓶、ストックと場所をとるため、カーヴ内は とにかく清潔で整理整頓されています。

パスカルは、熟成を経てデゴルジュマンをした、メトッド・アンセストラル方式のきれいなペティアン・ナチュレルにこだります。
丁寧に澱を瓶口に集め、十分に澱を抜くため1本1本手でデゴルジュマンを行うのです。
あの上品でエレガントなペティアンは、このような環境と手の込んだ作業により、完成されるのです。
彼自身は感覚的には「泡」をつくっているというより、むしろ常に「ワイン」をつくっているという感覚だそう。
「良質なブドウをプレスし、発酵、熟成、瓶詰めする工程はスティルワインと変わらない。私がやっていることは、スティルワインの熟成の工程をただ瓶で行っているに過ぎない。」
またデゴルジュマンは、スティルワインで言う瓶詰前の澱引きと同じで、スティルワインで行う 当たり前の作業を行っているという感覚だと言います。
「泡のあるワインの世界」に彼自身が魅了され、その品質を追及し、高めていきたいと考えており、まず ブドウ自体のバランス、そして生成される泡の質、酸の熟成等、スパークリングならではの要素に誰よりもこだわりを持っています。
このこだわりによりワイン生産者やカーヴィストなどその道のプロの評価は高く、ペティアン・ナチュレルに至っては、ティエリ・ピュズラやミッシェル・オジェをはじめ多くの大御所ヴィニョロンが、彼につくり方のアドバイスを請うほど定評がある生産者なのです。
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