ペルシュロン オールド・ブッシュ・ヴァイン シュナン・ブラン ヴィオニエ [2021] ブティノ <白> <ワイン/南アフリカ>
ワイン名 | Percheron Chenin blanc Viognier / Boutinot |
ワイン種別 | 白 |
ブドウ品種 | シュナン・ブラン ヴィオニエ |
生産者 | ブティノ 南アフリカ |
生産地など | 南アフリカ |
原産地呼称 | WOウエスタン・ケープ |
その他備考 |
■テイスティングコメント
芳香性豊かで果実のボリューム感のある味わい。シュナン・ブランは、スワートランド産のオールド・ブッシュ・ヴァインを使用し、樹齢はなんと40~50年!
そこに、ウエスタンケープの5~10年樹齢のヴィオニエを少量ブレンドすることで、シュナン・ブランの芳醇さにヴィオニエのフラワリーでフレッシュな果実味がプラスされ、豊かなハーモニーを奏でています。
現代のアフリカワインは量産型の安ワイン産地ではなく、高品質ワイン産地に生まれ変わろうとしています!
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商品管理番号 | W-AF20102307 |
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品種 | シュナン・ブラン ヴィオニエ |
輸入元 | リードオフジャパン |
世界的影響力のあるイギリスのワイン評論家ジャンシス・ロビンソン女史が、「なぜ今南アフリカのワインを買うべきなのか?」という記事を掲載し、世界中で話題となっています。
実は南アフリカではコロナの影響により、 輸出と国内でのワイン販売すべてを禁止する、という世界でも例を見ない厳しい規制が設けられました。生産者たちは余ってしまったブドウをジュースや濃縮果汁、ブランデーや手の消毒用アルコールに変える事を余儀なくされ、南アフリカのワイン業界は大きな損失を被ることになりました。
これにいち早く警鐘を鳴らし普及を促したのが、ジャンシス・ロビンソンでした。彼女は冒頭の記事で、南アフリカワインの現状を伝え、世界中のワインラヴァーにサポートを求めたのです。
今回ご紹介するワインも南アフリカ産ですが、これまでの南アフリカワインとは一線を画す、特徴的な畑から生まれたものになります。
どういうことかと言うと・・・
●Old Bush Vines(オールド・ブッシュ・ヴァイン)
と呼ばれる、大変貴重なブドウ樹を使用しているのです。オールド・ブッシュ・ヴァインとは、
・樹齢が35年以上の古樹
・地面をはうように低木で仕立てた比較的小ぶりなブドウ樹
・灌漑をしていない
といった特徴があります。南アフリカのワイン産業は当初、協同組合による生産量に重点をおいた商業的なワイン造りで成長してきました。そのため、ブドウ樹の寿命は15~20年ほど。その後生産量は落ちていくため、若いブドウ樹へと植え替えられ、古いブドウ樹の多くが放置されていました。
しかし90年代に入り、元弁護士のローザ・クルーガー女史が、オールド・ワイン(古木)の重要性に気づき、古木遺産を育成することに尽力し始めます。
そしてヨハン・ルパート氏のサポートを受け、「オールド・ワインズ・プロジェクト」 を立ち上げると、スワートランドの放置され忘れ去られた古木から、素晴らしいオールド・ブッシュ・ヴァインを生み出したのです。
オールド・ブッシュ・ヴァインは生産量が低いだけでなく、樹高が低すぎることから機械が使えず全て手摘みで収穫しなければならない、というデメリットがありました。しかし、樹齢が高い事で凝縮感のあるブドウを得ることができ、さらに灌漑をしていないことで水を求めて根が地中深く伸びていくことで、 テロワールを表現する複雑な味わいを生み出すことができました。
日本ではあまりメジャーではないため、「オールド・ブッシュ・ヴァイン」をウリにした南アフリカ産ワインは殆ど出回っていません。しかしアメリカではその魅力に気付き始め、人気が高まりつつあるのです。