シャトー・トゥール・ベレール　[2014]　＜赤＞　＜ワイン／ボルドー＞

ワイン名	Chateau Tour Bel Air
ワイン種別	赤
ブドウ品種	メルロー　カベルネ・ソーヴィニヨン
生産者	シャトー・トゥール・ベレール
生産地など	ボルドー　メドック
原産地呼称	AOCメドック
その他備考

フランスの一大銘醸地、ボルドーにはいくつかの格付けが存在しますが、クリュ・アルティザンという格付けをご存知でしょうか？
クリュ・アルティザンとは、メドック地区の8つのアペラシオンのどれかに所属し、畑が5haに満たない極小規模なシャトーから生まれるワインの格付けのこと。

ボルドーというとグラン・クリュ格付けやクリュ・ブルジョワといった大規模な醸造施設を構える、貴族的なシャトーが多いイメージがありますが、実はボルドーにはクリュ・アルティザンのようにブドウ栽培から瓶詰めまで一貫して家族で管理・経営する「農夫的な生産者」も多く存在します。

そういった小規模生産者の中で、情熱をもち丹精込めて造られた隠れた銘品に出会うことが出来るのが、クリュ・アルティザンの魅力なのです。
今回ご案内するワインは、そんなクリュ・アルティザンの中から発見した「シャトー・トゥール・ベレール」！
おまけにラベルを見れば、一大銘醸地として知られるオー・メドックの文字が！
巷の安価なボルドーとは一線を画すハイスペック！

ワイン好きから熱い視線を浴びるオー・メドックは、格付けでも5つのシャトーを有する文句無しの銘醸地。
通常であれば2000円前後してしまうのが相場ですが、クリュ・アルティザンという肩書きまでついて、一般的なACボルドーと変わらないお値段で飲めてしまうのだから驚きです！

でも最も決め手になったポイントは、産地でも格付けでもなくて…
●テイスティングしてみたら素直に美味しかったから！

このワインはドラジェの直輸入品で、厳選に厳選を重ねるべく、予め当店のソムリエ集団がテイスティングしていたのですが…

～テイスティングコメント～ ラベルデザインは黒を基調とし金色で書かれた文字はとても高級感があります。 ワインの外観は濃いダークチェリーレッド。 熟したカシス、ブラックベリー、やや野性的な肉、スパイス、樽熟成由来のバニラ香。 凝縮感のある果実味が中心で、タンニンは豊かですが円熟し滑らかな舌触りです。ボリューム感があり、飲みごたえがありながらも5年の熟成によりエレガントな味わいに昇華しています。 そしてまだまだ熟成するであろう高いポテンシャルをも感じさせます。

と、重厚感とエレガントさを兼ね備えたフルボディタイプにして、価格を大きく上回る価値が感じられる味わいに、当店のソムリエ達も興奮＆大絶賛！
人気ガイド誌が主催するジルベール・ガイヤールで金賞も獲得しており、現地での評価も高いようですが、飲んでみればその理由がお分かり頂けるでしょう。